石川(裕)委員  次に、今回中学3年生の児童・生徒を持たれる保護者の方から、中学校3年生のオンライン授業に関する報道等により、オンライン授業により登校していない生徒が出席にならないということへの受検の際の不安の声や、オンラインで授業を受けているけれども、それが出席にならないことによって、県立高校の受検のマイナスになってしまうのではないかというような御相談がありました。 神奈川県はそういうことはないということの理解を頂けるよう、様々なところで私自身も説明しているつもりなのですが、私よりも実際に県教育委員会の方から、いま一度きちんとその点について御説明をいただければ、受検をする生徒も保護者の方も安心するかと思いますので、ぜひその点について御報告をお願いします。

教育監  コロナによってやむを得ず欠席をしなくてはいけない生徒、あるいはコロナの感染を恐れて欠席をする生徒の出欠席の扱いにつきましては、国のほうからも通知等で何度か来ております。欠席扱いとはせず、校長が出席しなくてもよいと認めた人とするということで、これについては各市町村教育委員会、あるいは県立高校へ、国の通知のたびにそれを送付して改めて周知をするようにお伝えしているところでございます。また、高等学校入学者選抜への配慮の一つとして、都道府県によっては調査書の中に出欠席欄が設けてある場合がございます。そうした場合も、国においては特定の入学志願者が不利益を被ることがないようにという通知をしているところでございまして、これについても周知を図っているところでございます。なお、本県につきましては、様式等を既に中学生と保護者等にお示しはしておりますが、本県の調査書には欠席欄、出席数、欠席数の欄はございませんので、そこの点は安心をしていただきたいと考えております。

石川(裕)委員  教育監から御答弁いただきまして、ありがとうございました。神奈川県では、コロナを心配して学校に行かずにオンラインで授業を受けたからといって、高校の入学試験でマイナスにならないということの御答弁を頂きました。要望です。コロナ禍における学校選択は中学校3年生にとって特別な1年と考えます。そういう中で、入学後、生徒と学校のミスマッチを少しでもなくしたいと思って、私はこの質問をさせていただいています。  動画のことも強めに言ってしまいましたが、まさに生徒がこれから3年間を過ごす学校を選ぶ一つのツールですので、受検生の方と保護者の方がこの学校に行きたいと思ったら、この動画がすぐに見られる状況をいち早くきちんと整備していただき、学校側も日々自分の学校の特色をアピールできるような動画を早々に配信していただけるようお願いします。