石川(裕)委員  次に、先行会派でもありましたが、学校行事について少し伺いたいと思います。  緊急事態宣言が解除になりました中で、今、10月、11月に修学旅行を予定している高校、もしくは小中学校がどれぐらいあるのか、分かる範囲で伺いたいと思います。

高校教育課長  10月、11月に実施予定というところが非常に多い時期に入ってまいります。ただ、8月の感染状況が極めて厳しかったということもあり、10月に修学旅行を実施予定していた学校につきましては、1校を除いて、既に今の段階で延期を決めております。ですから、10月に今現在予定をしている学校は、1校ということになります。11月に予定をしております学校は41課程ございますので、そのような状況というところでございます。

子ども教育支援課長  市町村立の小中学校につきましては、これまでの間に予定をしていた学校が、10月以降に延期をして調整をしていると承知をしております。

石川(裕)委員  高校のほうは、ほぼ延期ということですが、小中学校はどうですか。

子ども教育支援課長  現在、校数等について、細かいところまでは把握をしてございません。

石川(裕)委員  高校の修学旅行に関して、延期、また再度延期になったということで、これがどの時期になるかというのは、多分各校でばらばらになるかと思いますが、延期しないのが1校というのはちょっと残念です。令和3年8月の感染状況を見ると、キャンセル料など、様々、致し方ない部分はあるにしろ、やはりどうやったらできるかというようなことをぜひ検討していただきたいと思います。体育祭と文化祭について、先ほども学校説明会の話のところでございましたが、文化祭に関しては、やはりこの時期に開催される学校も多いと思います。ただ中学3年生のために、学校関係者以外の方が入れる文化祭の検討は難しいですか。

高校教育課長  今後の感染の状況について、いかんというところはあろうかと思います。ただ、現状では、緊急事態宣言が明けても、まだいろいろな意味で警戒をしながら対応していかなければいけません。そして在校生、それから中学生、お越しいただく方もそうですが、やはり安全を守らなければいけないという視点からは、現状ですぐに全て公開という形に踏み切るのは少し難しいかなと思っております。今後の状況を見ながら対処してまいりたいと思います。

石川(裕)委員  先ほどのところとちょっと重なりますが、この後、文化祭等の行事もあり、学校説明会も各学校の行事として行われる時期になります。令和3年9月には、もう始まっている学校もありますが、昨年と今年は、説明会すら行きたい日に行けなかったという時期がありました。去年も提案させてもらいましたが、今年はその対応策として、オンラインでそういう学校紹介動画を配信してほしいということをお願いしました。例えば、旭高校などは先駆けてやっていただいていると思うのですが、そういうことを含めて、今年の学校説明会がどのような状況になっているのか。

高校教育企画室長  オンラインの活用については、今、各学校のほうで学校説明会の企画等を行いながら、できるだけやるように準備をしているところでございます。ただ、感染状況に応じて、オンラインでどこまでできるかということも含めて検討していかなきゃいけないなということは当然考えておりますので、学校のほうとも話をしながら、何ができるかというところを今後検討してまいりたいと思います。

指導部長  学校に対しましては、10月以降、各学校が実施する学校説明会ができるのではないかということをある程度想定して、9月の中旬から各学校でそれに向けた準備を進めてくれという形で、事務連絡を出させていただいております。  そういった中で、できる限り受検生である中学校3年生の方や保護者の方が参加できる機会を増やすように取り組んでいただくということと、感染状況等に応じたオンライン等も含めた形での検討をということで、準備を9月中から始めるように学校には促しておりますので、今、そういった形で各学校は対応しているところでございます。

石川(裕)委員  今御答弁いただいたとおり、もう実際に学校説明会を始めている学校もありますし、体育館などの少し広いところでやっていただいているなどの工夫をされている学校、また、ホームページを確認すると、開催予定回数を増やしているという学校もあるかと思います。文化祭などの学校行事はその学校の人のみの行事ではありますが、学校説明会は、学校の生徒さん以外の方が入れる唯一の機会です。安全のほうが大事だというのは分かりますが、逆に、そういう機会が増えれば、文化祭も少しはそういう人たちが入れるように御検討いただきたいと思います。修学旅行のキャンセル料について、先行会派での御答弁もありましたが、キャンセル料がかからない期間中に、ある一定程度催行の可否を決めるということになったと思います。10月に1校しか行けないという状況になったと思うのですが、学校がこれだけある中で、11月に想定されている学校もあると思います。このキャンセル料の考え方について、料金がかかってもいいということではありませんし、予算もあることではありますが、その見極めのタイミングというか、そこをもう少し柔軟できるのか、最後にその点についてよろしいですか。

高校教育課長  キャンセル料につきましては、なるべく保護者負担にしないという方針の下で今まで対応してきております。ただ、出発日まで21日を切ってからということになりますと、旅行代金の20%のキャンセル料ということになってまいります。そうしますと、やはり1校当たりの旅行者の人数が非常に多いので、こちらを全て県費負担でということになりますと、予算上も非常に厳しいところがあります。そういった意味で、最低限、キャンセル料の中でも企画料で済む21日以上前の段階で御判断をいただきたいということを、今までもお願いしてきている状況でございます。  万が一、出発の直前に新型コロナウイルスの感染者が出てしまって、濃厚接触者の特定等の関係で身動きが取れなくなって、やむなくキャンセルという状況になれば、これはまた話が別ということで、保護者の負担が生じないような配慮はしていく準備をしているところでございます。

石川(裕)委員  最後、要望になります。一般の旅行では、例えば、コロナでキャンセルになったときに、保険みたいなものも、今、ツアーの中にあります。キャンセルではなくて延期という形で検討いただいていますが、例えば、そういう保険も御検討いただければと思います。