石川委員】次に、次に、先行会派でもありました人口、出生率のことについてちょっとお伺いしたいと思います。グランドデザインの報告、評価2024について、評価報告書の中の概要版で、県政情報センター、
県主催イベント、コンビニ等で配布すると、先ほど先行会派の質疑でもありました。全体でどのぐらいの紙ベースとしての部数を作成するのかということと。あと、県内のコンビニ等で配布するということがありましたけれども、県内には多くのコンビニがあると思いますけれども、コンビニにどのくらいの部数を設置するのか、その予算と対費用効果についても併せて伺いたい。

総合政策課長】まず、概要版の印刷部数ですけれども、1万2,000部を印刷する予定でおります。それから、コンビニエンスストアへの配布につきましては、包括連携協定に基づきまして、ファミリーマートへの配布を予定しておりまして、約930店舗ぐらいに対して1店舗3部で2,800部を予定しております。それからあと、印刷費用は、印刷費用だけで申し上げますと約46万円かかっております。

石川委員】そうすると、コンビニに配布する部数というのは、非常に限られた枚数になるかというふうに思います。そういう中で、どれだけ効果的にそれが、対費用効果につながっているかということを、ぜひ今後把握していただきたいというふうに思います。そういう中で、先行会派でも少しありますけれども、出生率についてでありますけれども、合計特殊出生率が過去最低を更新し続けている中で、このグランドデザインの「子ども・若者」についてというところの評価が、おおむね順調というふうになっていることに非常に違和感を感じています。その二次評価を行った総合計画審議会等ではどのような意見があったのか、伺いたい。

総合政策課長】総合計画審議会では、このプロジェクトのうち「子ども・若者」において、主に待機児童をゼロにするという目標を達成することができなかった点について議論となりました。また、議論の中では、合計特殊出生率が過去最低を更新している中、「少子化問題について危機感の共有が必要」といった意見や、それから「スピード感を持って取り組んでいく必要がある」という意見がございました。総合計画審議会では、「順調」や「おおむね順調」と評価されたプロジェクトに対しましても、今後の動向を注視していくものがあるなど、幅広い観点から御意見をいただいておりますので、この子ども・若者プロジェクトに限らず、評価に慢心することなく、引き続き取組を進めていかなければならないと考えております。審議会からの指摘はもとより、評価の過程で見えてきた課題も踏まえまして、施策の改善につなげてまいりたいと考えております。

石川委員】そういう中で、グランドデザインの、これ昨年、代表質問でも少し伺いましたけれども、直近、当初、2027年の合計特殊出生率を1.42というふうに定めていました。改定をされて、今回1.18に引き下げられています、2027年までですね。これは、先ほどの先行会派での質疑の中でも、希望出生率に変えたのだということでありますけれども、その以降のところですね。今日は時間がありませんから、簡単にだけ質問しますけれども、その先の2000……、2070年ですか。一番最後のところの数字が2.幾つという、2.07ですか、という水準、これだけは維持をされているわけですね。という中でいくと、今までのやってきたことを、PDCAサイクルの中でいくとどう判断して、そうすると最後のゴールだけは合うんだけれども、その途中経過の数字が変わっていると。これは、どういうロジックでそうなっているのかということを最後伺いたい。

地域政策課長】県では、人口につきまして、人口ビジョンというもので目標を定めてございます。当初、平成27年度に定めまして、改定を令和元年度、このたび令和6年度ですけれども、二度目の改定をさせていただきました。委員御指摘の数字でございますが、まさにこの二度目の改定のことをおっしゃっているのかというふうな理解をしております。人口置換水準であります2.07につきましては、前回の改定時まで、2050年(令和32年)をもって ましたが、今回の6年度改定におきまして、実績を踏まえまして、2.07につきましては2065年(令和47年)に延ばしてございます。これが事実でございます。これが長期的な目標。短期的な目標につきましては、委員御指摘のとおり、実際の希望出生率を踏まえまして、1.42から1.18に引き下げてございます。

石川委員】最後、要望になりますけれども、これ、まさに代表質問でも要望させていただきましたけれども、希望出生率が下がったから目標も下がるという、そしてまた先延ばしにされるということがあると、なかなかね、今までやってきた成果というものがどう評価されているのか分からないし、また、県民に対しても、希望出生率が下がっていますから、下がったから数字を下げたということですけれども、将来2.07に本当に希望出生率が上がるんですかということも含めて、施策を進めていただきたいと思いますし、今後もこの質問は続けてまいりたいと思います。