作山議員】GREEN×EXPO 2027の経済波及効果を県全域に広げ、特に横浜市以外の地域にも効果が及ぶようにするため、県として観光客の周遊に具体的にどのように取り組むのか。また、県が多額の予算を投じる以上、その成果を県民にとって実感できる形で還元していく必要があると考えるが、出展において県内事業者の活用や地域との連携をどのように進めていくのか、所見を伺う。

黒岩知事】次に、GREEN×EXPO 2027を活用した県全域の地域経済活性化策についてです。
まず、観光客の周遊を促す取組についてです。GREEN×EXPO 2027は、国内外から多くの来場者が見込まれており、これを機に県内各地を周遊する仕掛けづくりが重要です。そこで県では、GREEN×EXPO 2027の開催に合わせ、JRグループや横浜市等と共同で大型観光キャンペーンである「デスティネーションキャンペーン」を実施します。実施に向けて、県内各地の観光資源をつなぐ旅行商品の造成と販売を旅行会社等に促すとともに、JRの鉄道主要駅へのポスター掲出など各種メディアを活用した広報を展開していきます。
次に、出展における県内事業者の活用や地域との連携についてです。
県出展エリアの庭園づくりや屋内展示施設の建設は県内事業者が行うことになっており、今後、できるだけ多くの県産花きや木材等を活用できるよう県内の生産者等と調整を進めます。また、県内各地域の農産物等を効果的に展示することで、消費意欲を高め、県内各地の消費拡大につなげられるよう、地域の関係団体などと連携していきます。このように、多くの方々にGREEN×EXPO 2027に来場し、県内各地を訪れていただくとともに、県産花き等の活用や関係団体との連携により、県全域の地域経済の活性化につなげてまいります。