石川(裕)委員  次に、産業技術短期大学校西キャンパスです。先日、竣工式に参加させていただきましたけれども、少しそこで触れさせていただいた中で質問をさせていただきたいと思います。

産業技術短期大学校には定員割れをされている科目があります。そういう中で、まず、産業技術短期大学の入学条件がどうなっているのか伺いたいと思います。 産業人材課長  産業技術短期大学校で実施いたします専門課程の訓練でございますが、国の規則によりまして、高等学校卒業者もしくは同等以上の学力を有すると認められる者と定められておりまして、入学試験の際には高等学校を卒業した方、あるいは高等学校を卒業見込みの方またはこれと同等以上の学力を有すると認められる方といたしまして、高等学校卒業認定試験に合格された方を出願資格とさせていただいております。

石川(裕)委員  出願資格は分かりました。今、条件は分かりましたけれども、この募集はどういうところでどういう方を対象に、どういう募集のされ方をしているのか伺いたいと思います。

産業人材課長  まず、高等学校の進路指導や短大校の募集時期に合わせまして、年3回、県内外の高等学校約110校に対しまして、職員が個別に訪問して応募の依頼を行っております。また、校の概要や実際の訓練を見学していただき、短大校への理解を深めてもらうためのオープンキャンパスを年6回ほど開催しております。また、このほか高校生の保護者や高等学校の教職員を対象といたしました学校説明会を実施しているところでございます。

石川(裕)委員  あした、うちの地元の麻生区では県立高校の卒業式なんです。そういう中で、来年度、5学科ありますけれども、定員はどのような状況になっているのか分かりますか。

産業人材課長  産業技術短期大学校の募集につきましては、指定校推薦のほか、一般の入校選考等もございます。現在、今ちょうど募集期間でございまして、この後入校選考、それから合格発表というところに来ております。これが年度最後の募集機会となっておりますので、一人でも多くの方が入学できるように、今、努めているところでございます。

石川(裕)委員  見通しはどうなんでしょうか。

産業人材課長  例年定員を満たす科と満たさない科があるんですけれども、今回も、まだ令和4年度の初めの頃に、なかなか高校等に周知が行かない、届かないようなところもございまして、厳しい状況が続いているところでございます。

石川(裕)委員  過去3年間見させていただくと、3年間ずっと定員が割れている科があります。これまで定員が割れていて、定員が割れている中で開拓するというか、募集を広げる職員の方もいらっしゃると思いますし、皆さんもいろいろな知恵を出されていると思うんですけれども、結果論でいけば定員割れをしている中で、どういう対応を今後していこうとされているのか伺います。

産業人材課長  広報活動の強化ということにつきまして、委員がお示しのとおり、入学希望者を対象として開催しておりますオープンキャンパスというのがあります。これは、短大校へ生徒さんに来てもらって開催するような形でやっておりましたが、今後は職員が高等学校のほうへ出向いて、そこでオンラインで短大校とパソコンでつなぎまして、授業の様子を伝えるような、そういう出張オープンキャンパスというような事業を開催して、高校生の方に理解を深めていただこうと思っております。また、ホームページにつきましても、短大校を初めて知っていただく大切な機会であるとともに、短大校の魅力を発信する重要なツールとなっておりますので、現在、ホームページを見直しているところで、今年度中の切替えを予定しているところでございます。  このような取組で一人でも多くの高校生の方に短大校の魅力を伝えていきたいというふうに考えているものでございます。

石川(裕)委員  まさに、今お答えいただきましたけれども、私もホームページを確認させていただきました。いつの時代のホームページかなと思うようなホームページです。学科の生徒さんたちが限られた中で作っている部分もあるホームページだと思います。頂いた大学校のパンフレットは非常に立派なものなんですけれども、これに比べるとなかなか今の時代に非常に昔を感じるようなホームページですので、ぜひ、早く修正をしていただきたいと思います。  もう1点、今、高校生の方を中心にというようなお話ありました。今、学び直しということが盛んに言われていますけれども、社会人の方、そういう方への広報というのも必要だと思います。高校卒業資格がある方が対象になるというのは理解していますけれども、そういう考えというのはないんでしょうか。

産業人材課長  一度社会に出て、学び直しということで短大校に入学される方は、数は少ないですけれども現在でもいらっしゃいます。これまでもそういった形で、転職を考えている機会で、もう一度学科、理論、実習、ともに学び直して、再度就職口を見つけたいというような方々が利用されている状況でございます。

石川(裕)委員  そういうところに、そういう方に対しての広報の在り方というのは、何か御検討というのはありますか。

産業人材課長  基本的には、県内のハローワークを中心に、そういう就職相談をされる際に、産業技術短期大学校の存在を知っていただくための、今、委員お持ちのようなパンフレットを相談員の方にお渡しして説明を頂くようにお願いをしているところでございます。

石川(裕)委員  それだと非常に弱いような気もしますけれども、まずはホームページをきれいにしていただくということをお願いしたいと思います。  あと、もう1点、就職先というのが、私は非常に大事だと思っています。今、社会人の方の学び直しということもありましたけれども、やはり手に職をつけたいとか、そういう方もいらっしゃいますし、この間の竣工式でも箱根細工の立派な寄贈品がありましたけれども、そういう伝統文化ということを守っていくためのそういう技術、ああいうものを作りたいと思うような人たちがやっぱり私はいると思うんです。そういう人たちを見つけるというか、そういう人たちに学んでもらえる機会のある学校だという魅力の発信が必要だと思うんですけれども、その点をぜひお願いをして、私の質問を終わります。