石川(裕)委員 次に、県立学校と市町村立学校における再開後の対応について伺ってまいります。高校3年生の授業の遅れについて、今どのように把握しているのか伺いたいと思います。

高校教育課長 各学校におきましては、夏季休業期間の短縮、あるいは学校行事等の精選などを行うことによ
り、授業時間の確保に努め、年間の指導計画の見直しを行うことで、年度末までに各科目の必要な学習内容を学ぶことができるように取り組んでいるというところでございます。今のところ、おおむねそのような形の対応の中で、授業の確保については順調に進んでいるものというふうに捉えているところでございます。

石川(裕)委員 授業の遅れは当初、コロナ禍の中で授業ができなかった。そういう中で、今の授業の遅れに関
しては追いついてきているということと理解しますけれども、今もう始まりました大学の入学共通テスト、今年度は令和3年1月16日、17日と新型コロナの影響に伴う学業の遅れ等に配慮し、令和3年1月30日、31日と第2日程の試験日も設定されています。そして、コロナによる学業遅れを学校長が認めれば、第2日程の受験が認められるということですけれども、この学校判断はどのように行われるのか伺いたいと思います。

高校教育課長 大学入試センターがまとめました令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト志願票
及び訂正届の取りまとめ要領というものでございますが、その中で日程につきまして、「各高等学校等において、志願者個人の選択を踏まえ」というふうな記載がされているところでございます。このことから、各学校におきましては、進路指導において、それぞれの日程で受験する場合に考えられるということを伝えた上で、生徒個人に選択をさせ、個人の選択を尊重した上で出願を指導しているというところでございます。

石川(裕)委員 第2日程という受験の状況というのは、どういう感じなんですか。

高校教育課長 今、まさに出願の時期でございまして、最終的な集計はもう少し先になろうかと思いますが、これに先立ちまして、希望日程の調査がございました。その際には、第2日程を希望する生徒は非常に少ないということを各学校からの報告の中で把握をしているところでございます。

石川(裕)委員 私立の大学受験のところと重なる部分もあって、なかなか第2日程を選ばれないということも上がっていますけれども、ぜひ受験に向けて、進学に向けて学校の状況というか、試験に関してもしっかりと進めていただきたいということを要望いたしまして、質問を終わります。