石川(裕)委員  次に、一般質問でもさせていただきました専門高校について、いくつかお伺いします。 今回、一般質問させていただく中で、海洋科学高校、昔の三崎水産高校に行かせていただいて、様々なお話を聞かせていただきました。  そういう中で、私が行った島根県の隠岐水産高校の生徒の中には、海洋科学高校の立地場所の関係で通いたくても通えないという話がありました。電車で三崎口から逗子駅まで行って、そこからバスで何十分も乗らなければいけないという立地で、寮に入ったほうが金額的に安いということで、そちらの高校を選ばれたということですが、海洋科学高校の立地については御検討されているのですか。

高校教育課長  海洋科学高校は湘南丸という実習船を持っているのですが、実習船が停泊しているのは三崎港で、学校から離れていまして、生徒が移動する場合には、バス等を使って移動するところにあります。長井の実習場についても、学校のすぐそばにあるわけではないので、多少移動しなければならない立地条件であることは間違いないです。  学校のすぐそばに実習場や船があれば、子供にとっての利便性は高いと思いますが、学校の立地条件は、複雑な要素が絡んでいますので、今すぐにどうするという考えがあるわけではありませんので、大体各都道府県にある水産高校はおよそ1校で、海洋科学高校と近い条件の学校もありますが、とても海に近いところにある学校もあるなど、いろいろな状況があると思いますので、まずは全国の似たような水産高校についての情報収集をしていきながら考えていきたいと思います。

石川(裕)委員  答弁にもありましたが、神奈川県内で唯一の水産系高校です。そういう中で、立地はすぐに変えられない。これは私も理解していますが、例えば水産高校の寮を用意して、県外からも生徒を呼び、地域の漁業につながる取り組みをする。例えば、スクールバスや、海洋科学高校だけ特別にということが難しいのは十分理解していますが、特殊性を考えた中で、1人でも多くの生徒が水産系高校に通えるようにしてあげるべきだ思うのですが、この点についてはどうでしょうか。

高校教育課長  御発言の趣旨も踏まえまして、まずは全国の水産高校の状況の調査をしっかりとしたい。その上でどのようなことが考えられるのか考えていきたいと思います。