石川さま

かながわ民進党県政報告Vol.9

650億円の財源不足!?「急増する観光客対応へ新財源」を考える

県は現在、来年度予算を策定中ですが概ね650億円財源不足が見込まれるとしております。昨年県内を訪れた観光客数が前年比4.8%増の1億9291万人となり、過去最高の観光客数であり2018年には観光客数2億人の目標も前倒しで達成したいとしています。県内では2019年ラグビーワールドカップの決勝戦、2020年東京オリンピックでセーリング、サッカー、野球、ソフトボール競技が開催される予定です。こうしたことにより、これまでをはるかに上回る観光客がこの神奈川の地を訪れることが予想されています。

「安定した財源確保を」

急増する観光客に対し十分なおもてなしをするために、多言語での案内表示板等の整備や受け入れ環境の充実は急務です。しかし、県は厳しい財政状況にあり観光費歳出は全国と比べても低くなっています。私はこの点について「宿泊税」を含めた安定的な財政確保の必要性を昨年の一般質問で訴え、本年1月有識者会議が発足されることとなりました。「宿泊税」は現在東京都と大阪府で施行され、例えば東京都では1人1泊1万円を超える宿泊に対し100円、1万5千円超で200円の宿泊税を徴収しています。2016年度当初予算額は約25億円を財源として案内標識の整備、観光プロモーションなどの経費に使われています、私は、受益者負担の考えからも宿泊税を含めた新財源を導入し、観光に資する設備等の整備を急ぐべきと考えます。今後も提案した議員として取り組んで参ります。