石川(裕)委員
 次に、新たなスポーツ推進計画について伺いたいと思います。
 まず、スポーツを取り巻く現状と課題というところで、この頂いた資料の3ページですね。社会の動向からというところで、今後のスポーツ推進に対してどのような課題があるか、まず伺いたいと思います。
スポーツ課長
 スポーツを取り巻く課題の中の社会の動向ですが、まず一つは、県民ニーズ調査によると、ゆとりある生活が重要であると考える県民の方が毎年6割以上いる一方で、実際の満足度は低いということになります。
 そういう中で、スポーツは、スポーツすること自体が心の豊かさや充実感をもたらしてくれるものの一つとして重要な役割を担っているというふうに考えておりまして、そうした中で、スポーツをする機会の提供や環境の整備などによって、県民の皆様の生活の満足度を高めるということが求められていると考えております。
 また、国勢調査を基に本県が作成しました人口推計によりますと、高齢化率、いわゆる65歳以上の人口の占める割合ですが、2060年には36.5%になることが見込まれておりまして、スポーツを通して心身ともにたくましい子供の育成や高齢者の未病の改善、健康維持増進などが必要になってくるというふうに考えております。
 また、併せて生活習慣病につきましても、厚生労働省の調査では平成4年から平成25年にかけて生活習慣病の有病者率が2倍以上になっているというようなこともありますので、こうしたスポーツを通じた健康の保持増進などにも取り組んでいく必要があると考えております。

石川(裕)委員
 そういう中で、この資料をずっと読ませていただくと、課題のところで、例えばこの社会動向のところでいくと、スポーツをする機会の提供や環境の整備により生活の満足度を高めることが求められている。ほかのところでも、スポーツ活動を通じて様々な効果を生み出す取組が求められている。求められている、というこの課題のところで、そういう文言が多いんですけれども、この求められているというのは、どこからこれを求められているんですか。国ですか、それとも、このスポーツをやりたいという人から求められているのか、県が求めているのか、誰が求めているのかということを伺いたいと思います。
スポーツ課長
 ここのこの表現、この素案自体は神奈川県、県がつくるものでございますので、様々な社会のデータなどを基にしまして、県民の方々に求められていると県の方で判断して記載しております。

石川(裕)委員
 ということは、県民である方に例えばアンケートをとって、こういうことを求めているんですよということを聞いているのではなくて、県の方がいろいろ話を聞いている中で、こういうことが求められているんじゃないかなということで、求められているという文言にしているということでよろしいですか。
スポーツ課長
 はい。いろいろな統計を基にして県で判断している状況です。

石川(裕)委員
 そういう中で、本当に県民が求めているかということはちょっと苦言は呈しておきたいと思いますけれども、ゆとりと豊かさを求める県民の生活状況について、生活の満足度を高める課題とされていますけれども、生活満足度を高めるために、なぜスポーツの推進が必要なのか、具体的に。
スポーツ課長
 スポーツは、体を動かしたりスポーツをすること自体が心身の健康状態を良くしていくと。また、リフレッシュに通じるというふうに考えているところであります。
 県民ニーズ調査によりますと、なかなか自由な時間がない、睡眠時間の平均も他県と比べますと低い。また、通勤時間の平均も非常に長いというようなことで、なかなか時間がないというところではありますが、時間がない中でもスポーツを行う時間もつくることによって、スポーツを行うことによって精神的な満足感を得られるというふうなことで判断したものでございます。

石川(裕)委員
 そこの推進のところは理解をいたしましたけれども、では、今度はちょっと角度を変えまして、数値目標について伺っていきたいと思います。
 この頂いた資料の16ページのところで、2020年度に向けた数値目標を設定するというふうにされております。まず、週1回と週3回とかありますけれども、週3回以上のスポーツ実施率というのと非実施率が目標に掲げられいる。これ週2日でもいいですし週4日でもいいですけれども、なぜ週3日以上というところが掲げられているのか教えていただけますか。
スポーツ課長
 週3日以上としたのは二つございまして、一つは国の方の計画にも、週3回というのがまず一つ目標の中に出てきたというのが1点でございます。それからもう一点は、本県では3033運動にずっと取り組んでいるという中で、週3回以上行うということが、スポーツを週の中で効率的に行う、効果的に行うという中で推奨している部分がありますので、その視点から週3回以上というものを新たに設けたというものでございます。

石川(裕)委員
 その中で、この数字を追っていきますと、まず週1回以上の方が平成22年、直近の2回を見ると42.2%、平成27年度が42.2%、週1回以上の方はこの5年間で変わらず。あと、この平成32年になると、目標として55%。
 同じく週3回以上の方が15.7%、18.0%で目標が25%。そして、非実施率というのが17.2%、24.3%、そして目標は15%以下ということで、結構ハードルが高いというふうに思うんですけれども、この辺についてのこの数字の立て方を具体的に教えていただいてよろしいでしょうか。
スポーツ課長
 数値目標につきましては、もともと前の計画で、週1回以上につきましては50%以上という部分が実際には達成できていない状況にあります。ただ、一つは、前回達成できなかったからもう一度、5年伸ばす中で、同じ目標だというところは、やはりスポーツ施策を推進していく中ではもう一つ背伸びをしていくというところが必要と考えておりまして、そいういった目標をつくったものであります。
 また、国の基本計画につきましては、目標としましては週1回以上のスポーツ実施率、もともとは2人に1人になることを目指すということとしていますが、現在につきましては、国の方では、ここの資料にもございますように65%ということで立てています。国の方も、更に高い目標を立てているということではあるのが、そういったものと現実的なものと両方見比べた中で、こうした数値を出したということでございます。

石川(裕)委員
 少し背伸びをして数字をつくられたということなんですけれども、この目標数値は、高く掲げればいいということではなく、実際に、やはり55%の人が週1回以上運動をしてもらう、スポーツをしてもらうということ。そして週3回以上のスポーツをして運動をしてもらうということだと思うんです。そういう中で、目標を掲げられた中で、具体的に、ではこの55%という数字、まずこの前提となる調査の仕方というんですかね、42.2%、18%と今までありますけれども、これはどういうデータのとり方をされているのかお伺いいたします。
スポーツ課長
 この調査ですが、県民の方、無作為抽出の3,000人の方を対象にしたアンケート調査をして行っているところでございます。その中で、1日30分以上のスポーツ、運動を1年間でどのぐらい行いましたかというアンケート調査の結果を基にして出している数字でございます。

石川(裕)委員
 ということは、3,000人の方からアンケートを頂いたと。これの有効回答率というのはどれぐらいか分かりますか。
スポーツ課長
 実際3,000人に対して回答の来たのが1,268というふうになっています。

石川(裕)委員
 そういう目標に向けて、取組に対する決意といいますか、思いというのか、そこの辺をお聞かせ願ってよろしいでしょうか。
スポーツ課長
 特に成人のスポーツ実施率、一番低迷しているのは、ずっとここのところ30代、40代が低いという状況です。そのかわり、50代の方が、逆に少しずつ実施率が上がってきています。50代の方の中で、何でスポーツをしましたかというアンケートに対して、健康のためということを挙げた人がすごく多かったということです。30代、40代の方は、なかなかまだ健康のため、というような形にはなってこないと思うんですが、そういった、いわゆる30代、40代から、健康のためにもスポーツが非常に有効なんだということをしっかりと周知していく必要があると思っています。
 また、運動の定義につきましても、例えばサッカーをやったりとか野球をやったりというだけでなくても、いわゆる通勤途中の歩く距離をちょっと長くするとか、そういったことも運動につながるということ。我々3033運動を推進しておりますが、もっともっと3033運動の取組をしっかりと広げていって、今、10%もない認知率ですが、それをしっかりと上げていく必要があると考えております。

石川(裕)委員
 最後に要望を申し上げますけれども、今、3033運動、私も神奈川県に来るまで、この3033運動というのは何かというのが、階段に貼ってあるのが分からなくて、ということがありました。是非、3033運動を推進していただきたいと思うんですけれども、一般的には市町村とやはり連携をしていかなければいけないと思いますので、各市町村ともしっかりと連携をとって、この推進を進めていただきたいと思います。
 私からの質問は以上であります。