DSC_93243.買い物弱者対策について(知事へ)

私の地元、川崎市麻生区に岡上という飛び地があり、買い物に行くにも、病院に行くにも、駅へ出るにも、特に高齢者の方はご苦労をされている。県では「地域の支え合いによる買い物支援・見守り活動事例集」を作成しているが、この事例集には「買い物支援」の事例が3件しか記載されておらず、現在も改訂顔紺われていない。また、高齢者の単身世帯化、公共交通の経営合理化による貧弱化、高齢者の免許返上などが進む中、広域行政の県として各市町村と連携し、「買い物弱者対策」の長期的な取り組み支援を行うべきである。

そこで、平成23年に作成した「地域の支え合いによる買い物支援・見守り活動事例集」について、6年が経ち、地域事情も大きく変化する中、事例集の改定を行うべきと考えるが、所見を伺いたい。また、県として、山口県や山形県のように、より具体的な支援の仕方の検討も必要と考えるが、併せて所見を伺いたい

知事答弁】

県では、市町村が中心となって、住民やNPOなどとともに、有効な対策を講じられるように、平成23年に、地域での特色ある取組みを紹介した「地域の支え合いによる買い物支援・見守り活動事例集」を作成し、市町村やNPOへ提供したところである。しかし、その後、高齢者世帯の増加が進行するなど、買い物弱者を巡る状況も変化していますので、事例集の内容についても、そうした状況変化に応じたものに改訂していく必要があるものと考えている。

今後、市町村や関係機関と連携して、買い物弱者に関する実態をしっかりと調査した上で、有効な取組み事例なども盛り込み、事例集を改訂していく。今後は、実態調査によって得られたデータをもとに、これまでの取組みを検証し、広域的な観点から、県としての対応を改めて検討するとともに、分析結果を市町村に提供するなど、市町村の取組みについても支援していきたい考えている。