石川(裕)委員
県立体育センター、委員会でも視察をさせていただきましたけれども、あの施設を見させていただいて、雨漏りの件もしっかりと確認をさせていただきましたけれども、そういう中であくまでも賛成の立場から御質問をさせていただきたいというか、再整備の推進をすることに対してのということで確認をさせていただきますけれども、前回の委員会でも、オリンピック・パラリンピックの合宿で誘致をするということで、整備していくに関しても、オリンピックが終わった後の維持管理をどうしていくのかということを十分検討していただきたいということを要望させていただきました。
現地でもお話をさせていただいたんですけれども、横浜では日産スタジアム、川崎にはとどろきアリーナなど、神奈川県にはいわゆる公共の競技場というんですかね、幾つもあると思うんですけれども、実際に一般の人が利用できる競技場というのは神奈川県内にどれぐらいあるんですか。
体育センター・総合教育センター再整備担当部長
 県が毎年実施しております、公立スポーツ施設設置状況調査の結果を申し上げますと、平成26年度時点の県内体育施設は県と市町村を合わせて全部で1,747施設ございます。
多いものから申し上げると、体育館、運動広場、野球場、テニスコート、プールといった順になっておりますが、競技場という意味では、比較的大きな敷地も必要になることからか、陸上競技場は22、それから球技場とサッカー場ですね、そういったものは31、現在ございます。

 石川(裕)委員
そういう中で、もうそれだけ県内に1,747施設があります。それで、陸上競技場も22施設あるという中で、改めてまたお伺いしたいんですけれども、市町村でそういうものを持っているにも関わらず、今回また県でこういう施設を再整備するというところで、市町村と県の役割分担というんですか、その違いというのはどのように考えられているのか御質問いたします。
体育センター・総合教育センター再整備担当部長
 ただいまお答え申し上げました施設の内訳にも見られますように、市町村は野球場だとかテニスコート、プールといった住民ニーズが高いもので利用が見込まれるもの、そういった施設を建設・設置する方向にあると認識しています。逆に言いますと、一つの市町村の中で競技人口が少ないスポーツについて、その環境を整備してあげようというインセンティブは恐らく働きにくいんだろうと考えています。
体育センターの再整備を進めるに当たっての出発点となっております本年3月に頂いた県立体育センターのあり方検討会議からの報告書の中でも、市町村との役割分担ということはしっかり指摘をいただいてございまして、市町村の施設では実施が難しい競技の練習や大会が可能な環境の整備が必要だという基本の認識に立って、広域自治体である県として、専門競技種目に対応したスポーツ施設の整備について県が担うという提案がなされています。
現在の体育センターも、既に市町村との役割分担を一定程度意識をした上で、ボクシングだとかウエイトリフティングとかフェンシングといった、恐らく一つの市町村ではそんなに競技人口がいない種目について活動の場を提供しているところでございますので、県が再整備するに当たっても、大衆迎合という言葉を使っていいのか分かりませんけれども、迎合することなく、県としての役割をしっかりと認識した上で市町村施設とのすみ分けを図ってまいりたいといったことで市町村との役割分担を明確にしていきたいと考えてございます。

石川(裕)委員
正にその方向性は私も十分理解をするところなんですけれども、市町村ではできないという施設を県で整備をしていくということなんですけれども、例えば千葉県に検見川総合運動場という公共の施設があります。そこでは確かにサッカー場が5面あったり、テニスコート、それにラグビー場、野球場、ホッケー場、アメリカンフットボール、クロスカントリーのコースなんかもあるというところで、クロスカントリーなんかでいくと、クロスカントリーの大会をその公共施設で行っていると。
また、そういう中でいくと、高校生の合宿ですとか、大学生の合宿ですとか、中学生の合宿ですとか、いろんな施設がある中でも選ばれた施設になっていると。それで、夏になるとやっぱり予約がとりづらい状況だというようなところもあります。千葉県と神奈川県で施設の広さというのも限界はあると思うんですけれども、それがまた夏休みとか、そういうところで合宿では使われていると。
あとまた、グラウンドゴルフとかターゲットゴルフとか、そういう御年輩の方々がわざわざ千葉に行って、グラウンドゴルフのそういう施設を借りて1泊2日でやってくるというような話も伺う中で、ただ施設をきれいにするというだけじゃなくて、県内のいろんな施設がある中で、やっぱり県立の体育センターじゃないとできないというような整備の仕方が望ましいと思うんですけれども、この点について御意見をお伺いしたいと思います。
体育センター・総合教育センター再整備担当部長
 体育センターは昭和43年の設置でございます。当時は実は市町村の運動施設は大変少なくて、今の10分の1である147しかありませんでした。そうした中で陸上競技場は9、球技場については、当時はサッカーはそんなに人気もなかった種目でありゼロでした。そうした中で、当時、500万県民の体力向上というスローガンの下で、東洋一とも報道された総合スポーツ施設である体育センターを県として整備する、これは誰の目にも明らかな意義があったと思っております。
その後、市町村でも数多くのスポーツ施設が整備されて、今や国際大会も誘致できるような立派な競技場、体育館なんかもあります。そうした中で、一方で体育センターというのは、老朽化によって機能そのものが当初から若干損失されているというところで、県の持つ意義というのが恐らく提起されているんだろうと認識してございます。
ただ、市町村立施設といった場合に、まず、そこの利用を見てみますと、やっぱりそこの市町村の住民の方の団体がほとんどでございます。県が県立施設として整備する意義は、やはり県民の税金で成り立っている施設ということでございますので、県レベルの大会、関東ブロックの大会、あるいは全国大会の一つのブランチとして、そういった大会を県域で開ける、そういった場の環境として整備をする必要があると考えておりますし、千葉県の検見川、あれは東大の元農場の跡地と認識しておりますけれども、あそこに他県から来るというのは、宿泊できるからというのも大変大きな要素があろうかと思います。
そういう意味で、現在、体育センターで機能がほとんど発揮されていない宿泊施設も、総合教育センターと体育センターの機能をうまく集約していくことで教育局としてはしっかり整備をしていき、滞在型のスポーツ施設として提供していくことが利用状況を上げ、多くの方々に利用していただけるということで、それは、もちろん市町村でも一部宿泊施設を持っているところもありますけれども、そういった市町村との役割分担、さらには県としての意義を改めてここで見いだすということで、再整備に臨んでまいりたいと考えてございます。

茅野委員(関連質問)
今の答弁の中で県の役割ということでお話をいただいたんだけれども、その中で、この間委員会で視察に行かせていただいて、陸上競技場は、1種、2種というのはちょっと分かりませんが、国際大会には対応できないということを、たしか視察の中で聞いたんです。
それで、先ほど、やはり各市町村にも大きな競技場があるけれども、県の役割としては、他の市町村が、他の市町村に行ってやるんではなくて、県が持っている施設にその持っていない市町村が来てそれを利用するとするならば、整備当時は国際大会もできるような東洋一の施設だったが、今は国際大会ができない、東洋一ではない施設を今これから造ろうとしているのかなと思うんですが、どうせ整備をするならば、県の施設として、国際大会ができて、なおかつ各市町村の持っていない、横浜市は横浜には持っている、それから川崎も持っている、しかし、一般市町村はそこまでの財政力もなければ、やはりそれだけの動機もないから、県のそういう施設で大会は開きたい。
もう一つは、この間テレビに出た和歌山の国体かな、開会式、結構立派に、天皇陛下がいらしてテレビに出ていましたね。競技場に行ったのかな。それを見ると、神奈川県はもし国体を神奈川県でやるとしたら、そうするとその体育センターで開会式はできるものなんですか。
スポーツ課長
 今、陸上競技場のお話しに出ました1種、2種とございますが、神奈川県内に1種は2箇所ございます。一つは日産スタジアム、もう一つは等々力陸上競技場です。ここは国際大会ができます。1種と2種がどこが違うというと、まず一番大きいのは収容人数であります。収容人数が、第1種の場合だと1万5,000人以上ないといけない。第2種だったら5,000人以上ということであります。この規模から言いますと、国際大会、いわゆる今お話にありました国体ですとか、また、日産スタジアムは御承知のように大きな大会、前のかながわ・ゆめ国体では日産スタジアムで開会式を行いましたし、また、大きなものだとサッカーのワールドカップの決勝、又は最近の例では、今度2019年ラグビーワールドカップの決勝も行うというような非常に大きなスタジアムです。その代わり一般の方々が利用するには非常に使用料が高いですし、一般の競技者の練習用としてはなかなか難しいというふうに認識しています。
県立体育センターは、そういった大きな収容人数を入れて行う大きなイベントとしてのスポーツ競技というよりも、やはり県内のトップアスリートを含むアスリートの方々がしっかりと、いわゆる競技環境としては、コート、いわゆる陸上競技場のレーンだとか、そういったものは基本的には1種のレーンと同じものでございます。そういった中で競技力の向上をしっかりと図っていくことができる、また、県内規模の大会をしっかりと行っていくことができるというようなコンセプトの下に、今、計画を進めているということで認識しております。

茅野委員(関連質問)
それはそうだと思います。ただ、規模としてできないとなるなら、再整備だから、全体整備の中でその規模のものができるのか。この間聞いたら、観客席は、今1万5,000人必要とのことだが、それなのに1万二、三千人までは入れますよということなので、ほんの少し変えればその規模になるはずなんですよね。4万、5万を入れろというんじゃなくて、若いアスリートをオリンピアンとして育てるんだったら、同じ規模のものを持たせて、そこで練習をさせることによって、体感的にそういう国際競技に対応できるような感覚を養えるという意味もあると思うんですよ。だから、別に観客を4万、5万、7万にしろというんじゃなくて、ちゃんとそういう設備として国際規格がもしできるならば、せっかく今、整備をしようとしているんであれば、お客さんを呼べと言っているんじゃなくて、そのような規格にしなさい。という形の中でいわゆる競技、学生にそういう体感をさせてあげるということも県の役割の一つではないかなと思うんですよ。
新国立競技場は、陸上競技のサブトラックを造らないが、県の体育センターを見たらある。ただ、何か距離が足らないというふうなことを言われてたけれども、それも再整備の中で、もしかしたら造れるような形ができるのか、できないのか。PFIで民間がどうやって企画していくのか分かりませんけれども、そういう要望は県の要望として出せば、創意工夫は民間がするのかもしれない。
もう一つは、この体育センターは、今度はスポーツ局ができたときに、どこが所管するんですかね。体育センターの事務棟が、今度、総合教育センターの中に入るというふうに決めますと、さっき聞きましたけれども、これは仮なのかどうか分かりませんけれども、総合教育センターと体育センター、教育センターは当然教育委員会、教育局が所管するんでしょうけれども、では体育センターはどこが所管するんですか、4月以降は。まだこれは決定していないのかな、検討中なのかな。ちょっとそこのところを取りあえず教えていただけますか。
教育局管理担当課長
 体育センターの所管ですけれども、これは先ほどの繰り返しになってしまいますけれども、スポーツ施設については、基本は新しい組織に集約ということを考えていますけれども、体育センターの場合は教員研修機能、研究機能もございますので、そういうことも踏まえて、これから総務局と調整することになるかと考えております。

茅野委員(関連質問)
ということは、まだどちらに移行するとも若干曖昧なところがあるのかもしれないけれども、結局、県の役割として、県民に県民サービスとしてより良いものを提供するというのが、私、県の役割だと思うんですね。それももちろん財政の問題がある。だから、PFIにより民間の活力を工夫して入れようとしているんでしょうけれども、せっかくこれから、40年前には東洋一だと言ったんだったら、今回もそういう観点も少し持ちつつ、できる範囲ですよ、だって、それって結局のところは、今のその用地の中でどう工夫したらどれだけのものができるかということは、今、逆に言うと、真っさらじゃないですか。それを固定観念で当てはめちゃったら、そこで終わってしまうわけですよ。
だから、今はもう、それで聞いていたら、概略はもう今年度中というから、今ここで私たちが発言をしていかないともう決まっちゃうからね。だから、ここでちょっと関連で質問させていただいているんだけれども、そういう意味で、やはり少し、アスリートを本当に育成するといったら、同じ環境のものを造ってあげる、国際的に通用するものを本当にするんだよというのであれば、それは陸上競技場はいっぱいあるかもしれません。でも、神奈川県が他の市町村、横浜と川崎以外の市町村に提供できる国際的なものを造ってあげるのも、私はある意味、県民に対する県の義務であるんじゃないかと、そういう責務はあると思うんですよ。
横浜の人間は横浜スタジアムやアリーナへ行けばいいが、他の市町村は本当にアリーナ、横浜の施設へ行くのか、川崎に行くのかといったら、やっぱり自分の市町村とか若しくは県の施設というふうに考えると思うんですよ。特に教育機関として中学生、高校生にあこがれのスタジアムを造ってあげて、そこで走って、国際大会と同じ規格で走れたよということだって、すごく意義があることだなと思うんですね。ですから、そういう規格がこれからそういう要望も出せるんであれば、出してほしいし、ただ、そこにはこの建物があるからそこにはできませんよとか、いろいろ制約がありますよというものもあるのかもしれない。
この間行ったときには、ゴルフ場のクラブハウスですか、それこそ歴史的構築物というか歴史的にあるもの、でも、もしそこの建物がネックだったら移動したっていいじゃないですか。建物がそこにあることが意義があるんじゃなくて、その建物に意義があるんだとするならば、移築したっていいじゃないですか。そういうことも念頭に置きながら全体像を考え直せば、もしかしたら国際規格のものもできるかもしれない。また、体育館も同じようにしかりと思うんですよね。
だから、固定観念を一回外してみて、やはり県民にとって本当に必要なもの、将来にとって一番何が良いのかというのを問い直してみて、その中から出発をするということも、今だから間に合うのかもしれないし、今じゃないと駄目なのかもしれないし、これ一旦走っていって計画ができちゃって、新国立競技場みたいに、なしよとはできないと思いますから。あれはあくまでも超法規的にぼーんと、上からやーめたと言えたんだけれども、通常、行政の場合はそこまで言えないから、そこのところをちょっと一回どうなのか検討できませんか。どうでしょうか。その辺はちょっとお聞きしたいと思うんですが。
体育センター・総合教育センター再整備担当部長
 今、陸上競技場を中心に様々御意見をいただきました。先ほどスポーツ課長からも答弁がありましたとおり、アスリートの練習環境という点では、1種も2種もほぼ同じでございます。1種と2種の大きな違いは、観客席の数でございます。
今の体育センターは陸上競技場を取り巻く形で施設配置がされておりますので、単純に今のパイのままで整備をしようとすると、在り方検討会議の中でも、今の階段式のスタンドが長椅子形式になっていて非常に老朽化しているので、そこの改修ということと、向かい側に芝生のスタンドがありますが、かなり斜面になっておりまして、先般も中学生の大会があったときにはテントを上に立ててやっている状況でございましたんで、そういったところも一部椅子式に替えたらどうかという提案がございます。ですので、今のキャパ、今の施設配置を考えると、いろいろ観客席を多く増やすことについては制約が大きいのかなと。ただ、今の観客席についても現状を見直す方向でいろいろ提案を頂いておりますので、それは今後の予算調整の中で、その必要性等について教育局としては財政当局とも調整しながら固めていきたいと思います。
なお、陸上競技場につきましては、ここは改修的な意味合いが強い場所ですので、現時点ではPFIの案件というよりも、むしろ県直営の案件の対象という方向で考えてございますので、今頂いた御意見も含めて、スタンド、芝生、そういった観る側の環境の改善というところについても意識をしながら、これも検討を進めてまいりたいと思います。
ただ、一方で、物すごい施設という、観客席というのは、現状なかなか難しいですし、また、その維持運営、また、利用者がそれだけ入るのかという部分でも、また逆の意味で御指摘もありますので、その点については、スポーツをする側の環境整備と観る側の環境整備、これは両方とも必要でございますので、そこはしっかりと局内でも議論をさせていただきたいと考えてございます。
茅野委員(関連質問)
観る側は、私は余り考えていなかったですね。競技をする生徒、学生の思いというもので、できれば国際規格になれば、その記録も国際的に認定される。その記録も例えば
100メートルとかだったらできるんではないかと思うし、先ほど、用地のキャパがないと言ったが、道路だって、ある意味そこに建物の客席を伸ばすことだって工夫の中ではできると思うんですよね。そういういろんな工夫をして、私は何も4万も5万も客席を造れと思っていないですよ。要するに国際規格になればいいだけの話で、そういう規格の中で、子供にそういう環境の中で競技・練習をさせてあげたいなという思いがあるということですので、そういうことも念頭に置いていただけたら。
やはり県が要求というか、プランニングをして、そこに、PFIじゃないというから、逆に言えば県でできることなのかなとは思いますけれども、そんなことも含めて、ちょっと計画全体の白紙状態と言わないけれども、ある意味ちょっとそういうことも含めて考えられるんじゃないかという検討を、この27年度、今年度中に、概略決めちゃったらもう戻しようがないから、そういうことも含めて考えられたらいかがと思います。
以上でございますので、ちょっとそこについて答弁できるならば、していただけますか。
スポーツ課長
 まず、競技する側としては、今は2種競技場なので大会としては国際大会とかはできないんですが、例えば日本記録が出たという場合には、それは記録は公認されます。公認施設ですので。
あともう一つは、やはり私もテレビでしか見たことないんですけれども、ウサイン・ボルトさんが練習している環境は、何もすごい大きなスタジアムでふだんやっているわけじゃなくて、あとは、たしかカール・ルイスさんがサンタモニカのトラッククラブでやっていらっしゃった。やはりそういった雰囲気的にはそういうような雰囲気のところでやられていました。
一流のアスリートの方々もいわゆる大きなスタジアムで練習しているわけではなくて、やはり競技環境として整っているところということは、まず、それが一番大事なのかな、まずは大事だなというふうに思っていまして、その旨は先ほどのお話の中でもありますように、第2種というのは、第1種とトラック、フィールドの中身についてはほとんど基本的には同じというような内容になっております。
あと、日産スタジアムですと、例えば当時の費用で、約600億円以上の整備費をかけて整備したというようなお話もありまして、やっぱり観客席のお話のありましたように、全体のバランスの中で検討していく中のものなのかなというふうなものはあると思います。
ただ、あくまでも中・高校生が、ここの中で実際の大会として使っている中にもありますし、あと、全国大会の中でこの間の国民体育大会とか、県の代表選手として高校生、大きなトラックで走ったりする経験もあるという中で、体育センターの役割がどういうような、県内のアスリートの育成のスポーツ環境としてどういうのがいいのかということは、総務室の整備の担当とよく意見交換をしながら、また競技団体等の御意見もよく伺ってまいりたいと考えております。

茅野委員(関連質問)
思いは何となく分かってきて、一応分かりましたけれども、しかし、やはり私は要望としては、あくまでも国際規格というのにこだわってほしいなと思いますし、観客席は何もそんなに要らない、最低限の規格で、そしてなおかつ、その中で子供たちが国際規格のところで練習できるといいなと思いますので、その辺も含めて今後はスポーツ局ということで、どういう形になるのか分かりませんけれども、やはり子供の教育という観点からすれば、やっぱり教育委員会、教育局ですから、ここの中でしっかりとそれを認識をして主張をしていただきたいということを要望しまして戻します。

石川(裕)委員
改めて県立体育センターなんですけれども、今、様々な御意見を頂きましたけれども、今の体育センターの一番最新のデータでいくと、29万人の利用があったと伺っています。ピーク時は47万人、これも先般の委員会で資料を頂きましたけれども、実際これができ上がって2020年以降の利用者の見込数をどれぐらい、目標数を県としてどれぐらい持っているのかということを御質問させていただきたいと思います。

体育センター・総合教育センター再整備担当部長
 体育センター再整備後の利用者見込みについては、現時点では目標数値は持ってございません。といいますのは、まず、基本の認識として、現在、昨年度29万人ということで、まだ神奈川県の人口全体が伸びている中で、最近ほぼ30万人前後で横ばいでございます。これは相対的に言えば利用率が減っているという評価にもなろうかと思います。これの原因としては、まず、施設の老朽化ということが、県民の皆様に与える印象は大きいんだろうと思っています。
再整備することによって、明らかに利用は増えると思います。これは、スポーツアリーナを造ったときに、がんと利用者が増えましたので。ただ、それが何万人増えてどれぐらい、50万人になるのか60万人になるのかということに関して、統計的に因果関係というんでしょうか、その辺が証明できないものですから、今の段階では少しでも、一人でも多くの方に利用できる環境を整備して、より多くの方々に利用いただきたいというところでとどめたいと考えております。

石川(裕)委員
そういう中で、これから再整備をするに当たって、ある程度やっぱり目標数というか、利用者の目標数というのをある程度は見越さないと、それに対して施設はどうするんだとか、宿泊はどれぐらい入れるんだとか、そういうことが出てくると。トイレは幾つつくるのかとか、そういうことがあると。ある程度のやっぱり目標数といいますか、見込数というのは、これから再整備する中では必要だと御要望しておきます。
そしてまた、質問の中でも言いましたけれども、オリンピック・パラリンピックの合宿を誘致するということも大切なんですけれども、再度ですけれども、やっぱりオリンピックの後の県立体育センターの利用というところを十分認識していただいて、それでどういう形でこれから再整備していくのか、やっぱり選ばれる県立体育センターであってほしいということを要望いたしまして、この質問は終わりたいと思います。