石川(裕)委員
 今年の3月に採点誤りが判明しまして、その後、文教常任委員会でも、我が会派としても質疑を行ってまいりました。その中で、ヒューマンエラーはあるけれども、この入学者選抜においてはあってはならないという思いを文教常任委員会でもさせていただきした。その思いを持って質問に入りたいと思いますので、よろしくお願いをします。
 一つ目の質問ですけれども、まず事実確認をさせていただきたいと思いますが、今回の発端は、まず受検生からの自己情報開示請求があって発覚したと。そういう中で、答案用紙を点検したところ、誤りが判明したというふうに記載されています。それで、その開示請求というのは毎年どれぐらいあるのかということと、その開示請求がされたら必ずチェックをして返しているのか、ここをまず確認したいと思います。
入学者選抜改善担当課長
 自己情報開示請求でございますけれども、過去の件数を申し上げますと、平成26年度の開示が584件、27年度が497件、そして今回、28年度の自己情報開示請求、今まだ開示ができる状況でございますので、6月13日現在で703件となっております。
 自己情報開示請求があった場合、点検するかということについては、私ども県教育委員会からは特段指示はしておりませんで、各学校の判断でということになっています。

石川(裕)委員
 発覚をして、そして県教育委員会はこれで全校に再確認を指示していますけれども、資料には3月8日に指示をしたということなんですけれども、これは3月8日はどの時点で各学校に再点検を実施するように呼び掛けたんでしょうか。
入学者選抜改善担当課長
 3月7日に私どもがこの件を把握しまして、3月8日に学力検査を実施した全県立高等学校に対しまして、この小計の点数に誤りがないか、あるいは合計に誤りがないかの再点検をするよう指導部長名で通知をしたところですが、実際には8日の午後に電子メールにて送付いたしまして、3月11日までに回答するようにという形で求めたところでございます。

石川(裕)委員
 淡々と事実確認をさせていただきますけれども、そういう中で、10日に新たに小計点、合計点以外の採点を指示となっています。そして11日に公表して、また22日に公表となっていますけれども、この間の期間で、学校現場でどのような体制で、このチェックというのが行われていたんでしょうか。
入学者選抜改善担当課長
 採点・点検、その学校での業務の体制につきまして、私どもの方でも、これにつきましては特に指示はしておりませんで、各学校の判断でございますが、管理職の指示の下で、放課後ですとか授業の空き時間などを利用して実施したと聞いております。
 なお、この再点検を指示をしたときに、例えば生徒を早退させて、臨時措置をとってこの再点検を行ったというような学校はないと承知しております。

石川(裕)委員
 お伺いしたいことがありますけれども、まず事実確認を進めてまいります。
 そういう中で、3月22日の文教常任委員会への報告で、県教育委員会としてヒアリングを行っているという話で、その答弁の中で、そのときは電話で話を聞いていると。現場には行っていないということだったんですけれども、その後、3月22日以降、県教育委員会の方が現場に行かれたという形のヒアリングというのは行われているのでしょうか。
入学者選抜改善担当課長
 3月23日に、この採点誤りに係る聞き取りについてということで各学校に通知を出しております。これも、全県立高等学校長宛てにメールで指示をしております。それで、各学校におきまして、この採点誤りの学校に対して、誤りに関する全ての教職員から聞き取りを行うようにということで、学校の方で直接聞き取りを行っておりまして、私どもがそれぞれの学校に赴いて聞き取り調査という形ではございません。

石川(裕)委員
 もう一つ事実確認させていただきますけれども、そういうもろもろの中で、今回、県教育委員会の方々が調査委員会を立ち上げる、若しくは調査委員会にこのことについて、採点誤りについてお願いをする、こういう判断をしたのは、どういうことがきっかけといいますか、どのことでこれをお願いする。若しくは、これを誰が第三者にお願いしなきゃいけないというふうに判断したんですか。
入学者選抜改善担当課長
 県教育委員会といたしまして、平成28年の前の、さらに、今、平成27年度の採点誤りがあったということを受けまして、やはりこの再発防止に向けては、原因究明ですとか再発防止について、第三者も含めて意見を聞く必要があるだろうということを教育委員会の内部で検討して決定したところでございまして、実際に3月25日付けで、教育長名で委員の就任依頼を行ったということでございます。

石川(裕)委員
 今の質問で、もう一つお答えいただきたいのは、何がきっかけといいますか、どこの判断で第三者委員会、調査委員会にお願いをするというふうに判断をされたんでしょうか。
高校教育課長
 3月の上旬から中旬にかけまして、今答弁ありましたように調査があって、点検したところで、入学者選抜の原因究明、あるいは改善策に向けての第三者からの御意見を聞く必要があるということで、本課で原案をつくりまして、そして幹部に上げて、幹部に御判断いただいたという経緯でございます。
 したがいまして、今回の事案を受けて、しっかりとしたものをつくるには、やはり第三者が入った委員会をつくった方がよいだろうという判断でした。

石川(裕)委員
 何がきっかけということではなく、いろんな事案が出てくる中で、県教育委員会の中だけではなく、第三者に委ねるべきだろうということと理解をいたしますけれども、ということであれば、それだけ重要な、あってはならないということで文教委員会で私どもも質疑をさせてもらいましたけれども、そういう中で、教育委員会の方が現場に行かれていない、これはどういうことなんでしょうか。電話で済むような問題なんですか。この辺について、所見をお伺いしたい。
高校教育課長
 御指摘のように、当時の状況では行っておりませんが、まず学校には校長という、まず合否の判定の責任者がございますので、校長を通じて聞き取りをするということを選択したものでございます。
てらさき委員(関連質問)
 関連で質問させていただきます。
 報告書と再発防止の内容を拝見する中で、再発防止には、とにかく採点に関わる責任の所在というのを明確化して、それを公表することが大事だというふうに思っています。今回のこの件で、どこに第一義的な問題があるかということをまず考えると、私は、そのミスを犯した、採点をした教職員に第1の問題があるというふうに思っています。これは点検ということも含めてだと思うんですね。それで、今回の改善防止策も、委員会からの文書も見ていくと、何か責任の所在が非常にうやむやになっていて、いや、実は周りの環境が悪かったんですという極めて日本的な、責任の所在をはっきりさせないかのようなふうにも見て取れるんですね。
 そこで、今回の件で、校長先生が最終的に責任を取られたという結果になったと承知しているんですけれども、実際に自分がミスを負ったという教職員の皆さんは、自分がミスしたということは、それぞれどこでどういうミスをしたのかというのは認識しているんですか。
高校教育課長
 採点する際に、誰が採点したかというチェック表が付いておりますので、どこの問題で採点ミスがあったということについては、全て誰が採点して、誰が点検したということは特定できるようになっておりますので、教員は自分が採点ミスをした、あるいは点検で見逃してしまったという認識はあります。
てらさき委員(関連質問)
 どういうペナルティーを科すかというのが、その次の話なんですけれども、事実認識と責任の所在というのをはっきりさせないといけないと思います。
 そこで、実際に間違ってしまった人たちの責任ということについて、教育委員会はどう考えていますか。
行政課長
 確かにミスを犯した、要は教員本人でございますので、ミスを犯した本人には責任を認識をしてもらう必要があると考えています。
 また、責任の所在という意味では、私どもの事務局、教育局も、入学者の選抜全体を指揮、総括をして、マニュアルを作って学校に徹底しているわけですから、責任があると考えております。
 また当然、校長の責任というお話がありましたように、入学者選抜業務ということに関して言えば、その学校で入学者を決定するということについては、学校全体の環境整備も含めまして、あるいは合否判定の最終責任者ということで、校長もその責任について重いものと考えております。
てらさき委員(関連質問)
 私は他の話は質問していないので、そういうお話が、結局みんなが悪いんだという話になっているんじゃないかということを質問しているのと、あと例えばですけれども、今日の委員会から出てきた中で、どういう間違いがあったかというので、価値観という字の値を直接の直と書いたとか、あるいは輸出企業の輸という字が議論の論になって論出になっているとか、ザンビアの件はここにも書いてあるので、サンビアになっているとか、これは点検の話なんですけれども、この中には自分の前に判断された結果に誤りはないだろうという思い込みが生じという、思い込みという表現を使っているんです。けれどもこれは、点検をする人というのは、自分の前に判断した結果に誤りを見付けるのが仕事なわけですよね。そして、この思い込みというのは思い込みではなくて、仕事を放棄しているんじゃないかというふうに思われるんです。
 それで、複数の人が今の間違いを見たときに、1人や2人、仮にもし見落とすことがあったとしても、全ての人がその間違いを見落とすということというのは想像つかないんですけれども、点検というのは、点検の中身に誤りがあった点もあるんですけれども、そもそも実質的に点検が行われていなかったということはないんですか。
入学者選抜改善担当課長
 今回、本県の採点・点検体制は、採点を2人で行いまして、その後、点検を2人で行うことになっております。実際に間違い、誤りが判明して、ここが間違っていたという指摘をしたときには教員からは、自分でそのときに点検をしていたけれども、誤りに気付かなかったという声が出ておりまして、点検を全く最初からしていなかったということはないと考えております。
てらさき委員(関連質問)
 輸出が論出となっているものですけれども、最初の方が見落としてしまったと。それで、答案ですから原稿用紙何十枚という論文じゃないですよね。比較的短い文章の記載で、次の人も論出でいいと思ってしまったと。3人目も論出でいいとしてしまったと。少なくともそこに書いてあるものをしっかり見ただけで、誤りが判明できるレベルだと思うんです。すなわち、しっかりと紙を見るということすらしていなかったというふうに思われるんですけれども、点検というのはすごく大事じゃないですか。誰でもミスを犯す可能性は人間である以上、点検システムを組んでいて、どんな制度にしてもミスというのはゼロになりにくい。人間社会が、それならばといってつくったセーフティネットが機能していなかったということなので、これは思い込みと書いてあるんですけれども、この言葉についてどう思われますか。自分の前の人の誤りを見付けるのが仕事なのに、それがないと思っていたというのは、そもそも業務をやっていないということに等しいと思いますけれども、いかがでしょうか。それを見付けるのが仕事だと思いますけれども、教育委員会の考え方と受け止め方をお答えいただきたいと思います。
高校教育課長
 委員御指摘の点は、今回の採点ミス全体にも言えることですけれども、全くそこは言い訳のできない部分だと考えております。今回の調査委員会でも、点検が全く機能していなかったという御指摘は厳しく頂いているところでございまして、そういったことを踏まえて、今後の基本マニュアルにも、どのような点検をやっていくべきかということとともに、職員の、先ほど申し上げたような意識の向上ということも同時に図っていくということが必要だということで考えております。
てらさき委員(関連質問)
 今言ったように、誰が何で間違ってしまったのかという事実認識、責任をはっきりしなきゃいけない。それからもう一個、答案用紙の誤廃棄の話なんですけれども、これは結果として、皆さんから出されてきたものは、マニュアルに記載して、校内研修を実施して徹底するというようなプログラムになっているんですけれども、数ある学校の中で廃棄した学校って3校だけですよね。他の学校は廃棄はしていなかったんです。つまり、廃棄してはいけないというルールを知っていたということだと思うんです。
 今回、この廃棄について聞きたいんですが、これは文書をシュレッダーで処理する以上は、職員さんがたまったから捨てるかというほど簡単なものではなくて、学校長の指示で、こういう書類を処理してきなさいというふうに命じられて、結果、職員が違うものを知らずに処理してしまったということなんですか。
入学者選抜改善担当課長
 この3校の中には、校長の決裁をとっていなかった、要は1年保存すべきものをきちんと1年保存する文書として保存しますという形で、起案、決裁が取れておらずに、校長が知らない中で廃棄が行われたという学校もあります。
てらさき委員(関連質問)
 校長が知らない間に、誤って1年保存のものを廃棄してしまったということなんですけれども、では、日常的に書類の廃棄をする、しないというのは、別の書類を廃棄するときに一緒にしちゃったというお話ではないですか。その別の書類とか一般的な書類というのは、一つ一つ学校長が廃棄しろ、廃棄しないということを決めるものではないし、逆に通常ですと、答案用紙、いずれ廃棄する段階においても、一つ一つ校長の指示で行われるわけではないということなんですか。
高校教育課長
 各学校で文書の保存期間というものが、教育委員会が示しているガイドラインに従って決めておりまして、その保存期間が終わった文書につきましては、廃棄してもよろしいかという起案をきちんと作った上で、校長の決裁の下で廃棄をするようにという形になっております。
てらさき委員(関連質問)
 そうすると、重大な問題であることと、あともう一つなんですけれども、今言ったように3校だけなんですね、あとは守っているわけじゃないですか。しかし、だから、シュレッダー処理をした学校でそれを行った人たちに重大な責任があるというふうに思うんですね。一方で、これを守っていてちゃんとやっていた方の人が圧倒的多数なのに、こうやってマニュアルに記載して、ただでさえ多忙と言われているのに、徹底研修だと言って研修をやって、そこに論理の飛躍があるように思われるんですけれども、なぜ全員に対してこれを行うという話になったんでしょうか。
入学者選抜改善担当課長
 基本的には、各学校の中で、文書管理ができている学校がほとんどだとは認識しておりますけれども、その中には、今回のように1年保存というものが、実際に学力検査を行ってから1年、ですから、例えば2月16日に学力検査が行われて、1年というと2月15日までという認識を持っている教職員の方が、今回こういう案件もございましたので、ないとも言えないという状況です。やはりそこは全職員に改めてそこを徹底していく必要があるということで、校内研修や臨時研修の中で取り入れていこうと考えたところでございます。
てらさき委員(関連質問)
 先ほど、現場でやっている人の意識の課題についての言及があったんですけれども、私はその人がそうなってしまった背景というのをこうやって環境面から深掘りするというのは、それはそれで有意義かなとは思っているんですが、果たして周辺環境の問題だったのかなというところにも若干思うところがあって、その意識している人、真面目にやっている、ちゃんとやっている人もいるわけじゃないですか。それを押しなべて、みんなで徹底研修だという問題の立て方について、課題のあった人がいたからこうなったし、課題を残しそうな人というのが職場で働かれていれば、こんな採点評価もあると思うんです。そういう課題に応じたり人に応じてアプローチをしていくというやり方もやっていかなければ、逆に真面目にやっている人には過重な仕事になってしまいますし、やっていない方の問題解決にならないのかなというふうに思います。
 それで、意識の改革のところが非常に重要だと思うんですが、例えば、私、私立の関係者の人、東京の方と神奈川の方でしたけれども、今回の件で意見交換をする機会があったんですね。そうしたら、信じられないという話でした。何が信じられないかって、それぞれがおっしゃっていたのは、片方の方は、入試は学校の命ですからということでした。もう一方は、運営の基礎ですからと言っていました。すなわち、生徒に来てもらって選んでもらわなければ成り立たないという私立の特性。それで、もしこういうことが私立の学校であったら、直接受検者数に影響が及んでしまうと。しかし、県立高校は、ちょっと別の課題になりますけれども、全日制の進学率を一定押さえる中で、定員割れというのはなかなか起きにくいなという状況で、年間行事の中の一つに入試がなってしまっているんではないかというふうに少し懸念をしています。
 そこで、今日は高校入試問題と、もう一つ教育問題というのもテーマになっているので関連して聞くんですけれども、これは入試のこれだけの体制でこういう間違いがあるということは、通常の県立高校で行われている試験については大丈夫なのだろうか。もっと言うと、採点誤りがあるんじゃないかという疑いを持つのに十分な環境だと思うんです。通常の学校の試験については何か、どう考えておられますか。
高校教育課長
 通常の試験につきましても、誤りのない作問、そして採点・点検ということについては、事あるごとに教育委員会の方から学校にお話をさせていただいているところでございます。
 拙い経験で恐縮ですけれども、私も現場にいた人間としてやっていたときには、やはりそこをきちんと気を付けた形でやっていた部分はございます。今回の改善方針案のところにございますように、相手に全部答案を返すということが一つのセーフティネットとして挙げられておりますが、定期試験の際は、そうした際に生徒の方から間違い等の指摘も実際には、私、個人的には受けたことがございます。そうした中で、もう一度そこに反省の念が湧いてきて、次はもうこういうことのないようにしようという形でやっております。今まで定期試験の中で、学校の中で大きなトラブルになったということについては、特に教育委員会の方には報告は上がってきてはおりませんけれども、入学試験と同様に、定期試験についても作問から採点、返却まできちんと行うようにということについては、学校長、あるいは総括教諭等が集まる会議では、毎回のように教育委員会の方から伝えているところでございます。
てらさき委員(関連質問)
 今回、不合格にされてしまった方々には本当に重大な問題であるとともに、合否に結果として影響がなかった方についても、数字で評価が下されるテストで数字が間違っているということは、非常にゆゆしきことだと思っています。通常の試験などでも、その点数を見ながら本人は悩んだり、意欲を持ったりするために、点数を付けているんだと思うんですね。通常の試験も、推薦などでは直接進路に影響するということも考えると、ちなみに、入試ほどじゃないんでしょうけれども、一定の複数の人による採点とか点検体制というのは通常の試験ではあるんですか。
高校教育課長
 まず、通常の試験の点検、あるいは採点については、県として統一的なものはお示しはしておりません。また、各学校で各教科担任が責任を持ってやっていると考えておりまして、例えば複数とか、あるいは2系統という形でやっているという話は、今まで聞いたことはございません。
てらさき委員(関連質問)
 入試の方についても、これは答案用紙を御本人に返すというのが一つのセーフティネットであるし、一定の有効なセーフティネットだと思うんですけれども、学校から返ってきた答案用紙について、先生が付けた採点の中から間違いを自分で発見して、しかも、それを学校とか教育委員会に対して間違っているんじゃないかと言いに行く作業というのは、なかなか大変な作業だというふうに思っております。
 今回、たまたま開示請求があったからこういう事件が発覚しましたけれども、この方がしてくださったからこうなったんで、しなかったら分からなかったという側面もあるでしょうし、そこは、そのセーフティネットというのは、セーフティネットという位置付けというよりも、本人のものだからお返しすると、どうぞ御覧くださいということで、やはり学校とか教育委員会の責任の中で、最後のセーフティネットを確立すると、そこの最後を、何か返して、だって言ってこなかったじゃないですかという話であると、本末転倒な話だと思うんですが、答案を返すということについての意味合いをもう少し詳しくお話ししてください。
高校教育課長
 やはり調査改善委員会では、希望の方に返すという御提言を頂いたところですけれども、教育委員会としては、受検生は自ら必死になって解いた答案ですので、通常のテストと同様に本人に返すのが自然であろうと判断をしたところでございます。こうしたことで、情けない話かもしれませんけれども、これまで以上に現場にも、より緊張感の中で、採点・点検が行われるという効果もあるのではないかと考えております。
てらさき委員(関連質問)
 そして、そもそも意識の啓発の部分なんですけれども、恐らく入学者選抜が大切じゃないと思っている先生なんていないと思うんですよ。大切だろうと皆さん思っているでしょうし、適当にやられているという心構えではないと思うんです。だからといって、当然ミスをしていいという話ではないですし、点検に至っては、ミスなのかというところもあったし、ミスではなくて何かやっていなかったんじゃないかという疑いも持たれるような複数の間違いだろうというふうに思っています。
 繰り返し、意識啓発なんですけれども、先ほど研修会をやったり、校内のグループワークをやったりという話はあるんですが、何かこうやって間違った方とか、あるいは課題を抱えている先生、それは多忙化というような環境面での課題もあると思うんです。一人一人に寄り添って丁寧に詰めていかないと、私は課題の解決に結び付かないと思うんですけれども、意識付けの部分でもっと具体的に何か考えられていることがあれば、伺いたいと思います。
高校教育課長
 採点・点検というのは、とにかく先生方が最後にやっていくというところで、委員御指摘のように、課題のある先生やミスをしてしまった先生に対しては、より丁寧な意識啓発をすることを考えております。
 現時点で、具体なことについては併せ持っておりませんけれども、今後の意識啓発という取組の中で、どういうやり方が一番効果的なのかということについては、考えて、検討していきたいと考えております。
てらさき委員(関連質問)
 私からの最後の論点なんですけれども、この周辺環境の中で聞き取り調査をすると、スペースが狭いとか集中できないとか、いろんなことが意見として出ているんです。私はこれらを、どこまで受け止めていいのかというところは難しいなと思いながらも、今回たまたまこういうことがあったから出てきた御意見なんですけれども、今まで入試を毎年やられていて、入試をいうのは、これからやるぞという打合せをして、入試が終わった後はどうだったかということは学校内でも、少なからず打合せの会議はやられるんだと思うんです。そういうところで、入試についての課題みたいなものというのは、学校現場で話し合われたり、管理職を通じて県教育委員会に届いたりということはこれまでなかったんですか。
高校教育課長
 校内におきましては、御指摘のとおり、校内で入学者選抜の日程業務が全部終わりますと、まずは全職員にアンケート等を実施して、今回の入学者選抜の業務についてどうだったと聞き取りを行い、そして校内で入学者選抜の係、委員会を組織しておりますので、そうしたところで次年度に向けての校内でのマニュアルの改善等に生かしていくというふうに承知をしております。
 そうした結果が、直接教育委員会に上がってきたということについては、例がないということでございます。
てらさき委員(関連質問)
 以前、体罰の問題が起こったときも、あるところでやり取りしていて思ったんですけれども、県立高校の、実は学校の中における教員同士のコミュニケーションの問題、これが小中学校と比べて非常に薄いというような印象を持っています。加えて、学校長に権限を渡すのは、これは必ずしも否定はしないんですけれども、そこで行われていることについての、校長先生も1人しかいませんから、いろんな学校に目配せをしてというのは、やり切れないところもあると思うんですね。そういう風通しの悪さというのはすごく感じられるし、結果として、恐らくここに書かれている意見が本当だとすると、現場で採点作業をされている方の中には、これは厳しいのではないかと、間違いが起こるのではないかということを感じていらっしゃった方も、いらっしゃったと思うんです。それが伝わってこなかったということに、非常により重大な課題を感じますし、是非、今回の件を機に、学校の現場、校長先生なのか職員なのかというのはテーマによって変わると思いますけれども、直接いろんな対話を日常からしていくということをやっていただきたいということを申し上げて、石川委員に戻したいと思います。

石川(裕)委員
 今の質問の中で、一つお答えがまだ頂けていなかった部分があるので、再度確認をさせていただきたいと思います。
 今、てらさき委員から質問があった中で、校長先生の責任のところはあると。ただ、現場の実際に関わった先生が、もう名前も分かっている。誰が関わったかということも分かっていると。それで、この先生に対しての最終的な処分というんですか、これは今どういうふうな形で進まれているのかという質問があったと思うんですけれども、それに対しての答えはなかったと思うので、お答えを頂きたいと思います。
行政課長
 事故を起こした学校から事故報告書の提出を受け、関係者の特定と事実確認等を行ってきたところでございます。今回の再発防止改善策等を踏まえまして、教育委員会で必要な手続を経て、今月中に関係者の処分等を行いたいと考えております。

石川(裕)委員
 この事の重大性からいくと、それなりの処分になるかとは思うんですけれども、過去の事例で結構です。一般的な事例で、どのぐらいの処分ということになるんでしょうか。
行政課長
 先ほど出ました平成12年度入学者選抜の採点誤りのときには、点検の結果、合格とすべき受検生1名を不合格としていたことが判明した学校については、校長を減給、10分の1、1月の処分としております。一般の教員につきましては厳重注意となってございます。また、合否に影響なかった学校、採点の誤りはあったけれども、合否に影響のなかったところにつきましても、一般の教員については厳重注意を行いました。
 それから、平成16年度の入学者選抜でございますが、こちらの方は、先ほどあったように、マル・バツではなくて内申書の読み取り誤りでしたが、合否に影響のあった学校の校長については減給、10分の1、1月の処分をしておりまして、一般の教員につきましては、合否の影響のあったところやなかったところを併せて、厳重注意という形で処分を行ったところでございます。

石川(裕)委員
 現場の先生は、過去の事例でいくと厳重注意ということでありましたけれども、この厳重注意というのは、例えば私が先生だとして厳重注意を受けた後、これは厳重注意という処分だけで、あとはもう普通に次のテスト、今回のまた入試の選抜に関わることができたり、こういうミスを犯したにもかかわらず、次回もまた入学者選抜に関わることができたり、そういうことも可能なんでしょうか。厳重注意を受けたと。でも、また、すぐ来年担当になっているのでやらなきゃいけないと、こういうこともあるんですか。
行政課長
 人事上、厳重注意を申し渡すということは、その将来を戒めるという意味合いでございます。ですから、これから取り組む業務において、同じような誤りを二度と起こさないようにと、そのことを染み込ませるというための注意の申渡しでありますので、今お話のあったように、翌年度も必要があれば、当然関わることはあると思います。

石川(裕)委員
 繰り返しで申し訳ないんですけれども、2年連続でこうやってミスがありました。それに関わっている先生が、2年連続で関わっている先生がいらっしゃるということも聞いております。そういう先生も、厳重注意、それでまた同じことをやってしまった、それでまた厳重注意、これで終わるんでしょうか。
行政課長
 処分等の量定の正式な決定についてはこれからですので、過去の事例として厳重注意というお話をさせていただいたところではあるのですけれども、先ほども申しましたように、責任をきちんと認識させて、その上で業務を正確に、正しく行うよう、注意の申渡しをしておりますので、処分の量定うんぬんというよりも、反省をきちんと促して、その効果が得られるということを考えて行うものでございます。

石川(裕)委員
 もう一つ確認をさせていただきたいと思います。
 厳重注意というところで、前年度のテストで間違いがあった、その前のテストでも間違いがあったという、2年連続で間違いがあったというところで、学校の先生がその2年連続間違えてしまった先生もいらっしゃるというところは、確認をさせていただきました。
 そういう中で、その1年目、今回、一昨年に戻ってこの事実が発覚したわけで、2年連続間違えてしまった先生と、1年しか間違っていない先生がいると思うんです。そういう中で、その先生の注意、処罰の仕方の差というのは出てくるのでしょうか。
行政課長
 誤りの内容が様々でございまして、その当該年度に2回、3回という形でミスが発見できなかった問題に関わっている教員もおりますし、また、2年度にわたっていますけれども、1回ずつというような教員もおりますので、なかなかその2年重なっていることをもってということだけで加重するのかどうかというのは難しい問題であります。とはいえ、どの程度採点のミスに関わったかということの責任をきちんと把握をできるような形で、処分等の言い渡しを行いたいと考えています。

石川(裕)委員
 この質問はこれで終わりにさせていただきますが、最終的には、校長先生が責任を負うというのは十分理解をしているんですけれども、先ほどてらさき委員からも質問がありましたけれども、実際に先生が関わって、この3人チェック体制がある中にもかかわらず、こういう事態が起こってしまった、事故が起こってしまったということに関しては、やはり現場の責任というものがあると思います。この報告書を見ても、この責任、先ほどもありましたけれども、責任の取り方といいますか、責任の所在が曖昧になっている部分がありますので、是非県の教育委員会としては、この責任の所在の在り方を、きちんと、最終的には校長というのは分かりますけれども、その現場でやっている先生も責任を取るんだぞということは、明確にしていただきたいということを要望いたしまして、次の質問にまいりたいと思います。
 その中で、次に、具体的な採点・点検方法について伺います。資料要求で答案用紙を見させていただきましたが、国語とかでしたら、例えば、文字の間違い等というのは確かに分かるんですけれども、社会やそういうほかの教科でこれを減点とするということになっています。先ほどのザンビアがサンビアになっていて、これが2点減点だということになっていますけれども、これは、例えば、実際に入学者選抜を行っている高校全体で、なかなか統一するというのは難しいと思うんですが、1文字間違えたから2点減点なのか、2文字間違えたら零点なのか、こういう共通的な県教育委員会としてのルールがあるのか、それとも、その辺は各学校ごとにお任せをしているのか、この点をお伺いさせていただきたいと思います。
高校教育課長
 去年度の入学者選抜におきましては、理科では誤字による減点は1点ということで統一的に定めております。数学では誤字の減点について扱いは定めておりませんで、減点の設定は校内で統一をしております。また、ほかの国語、社会、英語につきましても、減点のやり方については県で統一したものを持っておりまして、数学だけがございません。数学につきましては、各学校の方で適宜判断していただくということになっております。

石川(裕)委員
 ちょっと掘り下げて聞きますけれども、例えば、1個間違えたら2点減点、2個間違えたらもうバツ、この辺はどうなんでしょうか。誤字が3個あれば、4点が2点なのか。
入学者選抜改善担当課長
 誤字・脱字につきましては、その一つの問題の中では、数にかかわらず、誤字・脱字であれば1点ないし2点を減点ということになっております。

石川(裕)委員
 では、先ほどの数学のところですけれども、記号がなかったので、これが減点になるという、今の質問の答えに対して言うと、これは、何がいけなかったということになるんですか。これは、もう誤字ではないということなのか。
高校教育課長
 これにつきましては、角の記号が抜けていたということでございます。これを見逃していたということでした。

石川(裕)委員
 そういう中で、マークシートの一部導入についても質問がありましたけれども、今の時代の流れ的に、マークシートというのも確かにあるかもしれないですけれども、これから記述式といいますか、考えさせる問題を作っていこうというような認識もあったと思います。
 そういう中で、マークシートも入れる、でも、記述式も入れる、この辺の整合性について、どうお考えなのかということをお伺いします。
高校教育課長
 現在の学力テストにつきましては、基礎的、基本的な知識の上に、思考力、判断力、表現力といったものを図ろうとしております。これまでの学力検査におきましても、記号選択式問題であっても、思考力あるいは判断力を見取る問題は作成し、出題をしているところでございます。
 記述式問題を出しているというのは、主に思考力、判断力に加えまして表現力、ここについての力を見取るために出してきたものですので、今後マークシートを導入したとしても、これまでの記号選択式問題の答えを、答え4を4にマークするというだけでございまして、問題の中身としては、基礎、基本の上に思考力、判断力を読み取れるような作問にしていきたいと考えております。

石川(裕)委員
 次は、採点環境について、先ほどてらさき委員からも質問がありましたけれども、角度を変えて質問させてもらいます。先生からの、現場からのヒアリングの中で、計画どおりに休憩が取れなかったとか、集中力が維持できなかったとか、1箇所の会場で全教科採点して、気になって集中できなかったとか、間違った理由について様々な意見が述べられていますけれども、逆に伺います。きちんと採点できた学校は、先行会派でもありましたけれども、こういうことはまずなかったのかと。逆の、きちんとした環境で採点ができていたという理解でいいのかということと、先ほども先行会派からもありましたけれども、現場から創意工夫ということがなかった、そういう意見がなかったということなんですが、県教育委員会から、逆にアンケートみたいに、今回はこういうことはどうだったんですかというような、現場への聞き取りということはされていなかったのか。今までの入試選抜の中でそういうことはなかったのか、お伺いしたいと思います。
入学者選抜改善担当課長
 採点誤りのなかった学校の中には、採点会場を会議室1箇所で、集中した中で行うことで、採点誤りがなかったという学校もございまして、今回誤りの原因として指摘されているもの、全てクリアできているかというと、そういう状況でない学校の中でも、誤りのなかった学校はございます。
 当然、誤りのなかった学校の取組というのは、参考にしていくべき状況はあるという中で、全てクリアしているというわけではないということでございます。
 また、現場からアンケート調査等を行っているかということでございますが、この入学者選抜の基本マニュアル等の扱いについて、アンケート調査を今やっているということではございません。

石川(裕)委員
 質問の聞き方が悪かったですけれども、以前の、今までの入学者選抜の中で、入試が終わったと。その後、その振り返りとして、県教育委員会として現場に、先ほどは現場から声が上がってこなかったということはあったとしても、教育委員会から積極的にどこか、例えば何高校とか、全部ではなくてもいいですよ、どこかの高校に対してそういうヒアリングを行ったということはありますかという伺いです。
入学者選抜改善担当課長
 そうしたヒアリング等につきましては、県教育委員会としては行っておりませんでした。

石川(裕)委員
 もう一つ事実確認をさせてもらいたいと思います。採点に当たって、採点日を設けるということで学校を休校にしたり、あとは、半日休校に、午後休校にしたりというふうに、学校でそういう工夫をされていると思うんですが、その辺について、この環境で部屋が狭かったとか、いろいろあるんですけれども、生徒がいないわけですから、学校の教室を使えば、幾らでもそういう環境はあると思うんですけれども、そういうことというのは、学校の教室を使ってはいけないんですか。
入学者選抜改善担当課長
 私どもが示しております基本マニュアルにおきましては、採点・点検業務を答案用紙の管理に少し重点を置いておりまして、管理職が立会いの下で行うようにお願いしております。そうした中で、ある程度、会議室という大きな広い場を使って、管理職が全ての教室に目を配らせるのは難しいということで、採点管理は、会場をある程度集中させて実際に行っているという現状でございます。

石川(裕)委員
 そもそも、では、学校に管理職って何人ぐらいいらっしゃるんですか。
入学者選抜改善担当課長
 管理職ということで申し上げますと、校長、副校長、教頭の3名が、今、高校にはおります。

石川(裕)委員
 ということは、その3人の先生がいる場所において入試の採点が行われるということで、もう少し具体的に、3人がそろっていないといけないのか、それとも、例えば、校長先生がここにいて、ここ、教頭先生がここにいて、こっちというような形でも、それはいいんでしょうか。
高校教育課長
 従前は一部屋で3人でしたけれども、今回のことを受けまして、例えば、学校の中で3部屋に分かれて、それぞれ一人ずつ付くというのは構わないと考えております。

石川(裕)委員
 今までは、3人そろっていなくては、前回のテストまではいけなかった。これからはよいということですか、今の答えは。
高校教育課長
 これまでも、一部屋にしなさいという指示は出していないんですけれども、先ほど担当課長から答弁させていただいたように、答案を余り大きく分散するとか、管理上の問題で、5教科で5室という形にはしていないというのが多かったということでございます。

石川(裕)委員
 進めていきますけれども、説明資料の10ページの中で、合否判定の分岐点に関わる採点・点検体制を強化させ、責任の所在を明確にしておくという記載があります。具体的に、どのように強化するのか、そして、誰がこれの責任を取るようになるのか。そして、12ページのところでは、合否判定の分岐点の付近の受検者の答案用紙を再点検すると記載されている。これは、具体的に誰がどのようにするのか、これをお伺いいたします。
入学者選抜改善担当課長
 この資料の10ページにも示しております合否判定の分岐点付近の再点検でございますが、これまでは、合格発表前に管理職がこの分岐点の再点検を行っていた学校もあるというふうに聞いております。
 ただ、今回、合否が覆ってしまった受検生の方が、平成27年度、平成28年度、2名ずついらっしゃったこともありますので、この合否判定の分岐点の再点検をマニュアルにきちんと示しまして、各学校で、改めてこの再点検を、管理職だけではなく、やれるような形で、マニュアルにも盛り込んでいきたいということでございます。
高校教育課長
 教育委員会としても、抽出ということにつきましては、今後やり方、どういった割合をどういう形でやるということについては今後の検討課題でございまして、今、具体の案はお示しできない状況でございます。

石川(裕)委員
 いろいろとお答えを頂いておりますけれども、まず、今回入学者選抜改善担当課長というものを置いて、今回こういうことに臨んでおられる。この担当課長は、直接高校に行って、例えば、部屋が狭いとか、そういうような現場を実際に見られてきたんですか。
入学者選抜改善担当課長
 私自身、直接学校へ赴いて、その採点会場が実際狭かったかどうかということは、確認は直接はしておりませんが、学校長の方に連絡をして、例えば、今採点会場が狭かったという学校は、管理職の許可を取って、例えば、校長室の隣の会議室で、4教科プラス1教科という形で分けて、会場を今回確保したとか、そういった状況は確認させていただいています。
 私自身では参っておりません。

石川(裕)委員
 今の答弁は大変残念であります。担当課長としたら、こういう現場の意見が、現場の状況というものをまず御自分自身で確認をしていただきたい。校長先生が狭いと言ったから、これが狭いんだとか、これが、校長先生が環境が良かったからいいんだということじゃなくて、問題がなかった高校も見る、そして、実際にテストを廃棄してしまった高校さえもあるんですよ。そういうところにも赴きもせず、ここで御回答いただいているというのは、やはり私は、これ、教育委員会としての問題があるんだと思うんです。
 そういう中で、最後にですけれども、今回いろいろ様々な提案をされていますけれども、このような事態が2年連続して起こっているわけです。そういう中で、来年度は絶対にこういう採点ミスを起こさないということで、県教育委員会の人が現場に入るんだというような気概みたいなものはあるんでしょうか。最後に質問をしたい。
高校教育課長
 現場を見ること、あるいは、現場の方々の意見を吸い上げていくということ、今日も御指摘を多々頂いているところでございます。我々といたしましても、できる限り現場を回っていって、その学校の環境等も見てまいりたいと考えています。

石川(裕)委員
 最後に要望ですけれども、高校教育課長は現場をやられてきて、それで、県教育委員会に来られたということを十分認識をしております。そういう中で、様々な対策は検討されているんです。ほとんどの多くの職員の先生は一生懸命頑張られているわけです。一部の先生のために、今こういうことをやっているということもあります。校長先生の責任は確かにありますけれども、ミスを犯した職員に関しては、しっかりと責任を取ってもらうこと、そして、また何度も申し上げてきましたけれども、ヒューマンエラーは確かにあるかもしれないんですけれども、殊、この入学者選抜に関してはミスがあってはならないという緊張感を持って、今後も取り組んでいただきたいと要望を申し上げまして、私の質問を終わります。