DSC_93436.スクールキャリアカウンセラーによる生徒の就職支援について(教育長へ)

平成29年4月より、各クリエイティブスクールにスクールキャリアカウンセラーが配置されたが、その労働時間は「週29時間」という制約があり、その時間では充分に業務を遂行することが難しいのが実状である。また、すべてのクリエイティブスクールに配置されたにもかかわらず、カウンセラー同士の連携ができておらず、4月から配置された学校では、手探りで就職支援等を行っている。

そこで、クリエイティブスクールに設置したスクールキャリアカウンセラーについて、各校の連携を図るために、中心的な役割を果たすまとめ役を作り、生徒支援のための連携を図っていくべきと考えるが、所見を伺いたい。また、導入から半年ではあるが、今後の生徒の就職支援に向けて、スクールキャリアカウンセラーが時間の制約などで生徒への支援が不十分とならないようにしていくべきと考えるが、併せて所見を伺いたい。

教育長答弁

ご提案のあったカウンセラー同士が連携し、それぞれの学校の指導事例などについて、情報を交換し共有していくことは意義のあることと考えている。そこで、今年中に、就職率の向上などに高い成果を上げている田奈高校を中心に、「スクールキャリアカウンセラー連絡会議」を設置し、各校が連携していく体制を整えていく。また、今後の生徒の就職支援について、クリエイティブスクール全校に、カウンセラーを配置してから、この半年の間に、昨年度はわずかだった進路相談室の利用生徒が、今年度は月に100人を超える状況となった学校もある。

こうした生徒の相談ニーズにしっかりと対応していくことが必要です。まずは現在、午前から始まるカウンセラーの勤務時間を、生徒の相談が集中する午後から夕方へとシフトする工夫を行うなど柔軟に対応していく。そして、今年度中に、今回のスクールキャリアカウンセラーの配置効果を検証しながら、就職支援の充実をさらに検討してまいります。